タロちゃんの言いたい放題

趣味や日々感じたことなどを徒然なるままに語っていきます。

鹿島アントラーズと私

自分の最も好きなサッカーチームである。

元々小学生の頃より週刊少年ジャンプ掲載のキャプテン翼に大きく影響を受けた世代で

あった私は、祖父よりプレゼントして貰ったサッカーボールで友人達と陽が落ちるまで

「ボールとトモダチ」になって空き地で草サッカーに明け暮れていた。

 

その後、特に本格的にサッカー部に入るわけでもなく、当時のスラムダンクブームに乗っかり部活はバスケ部に入り(笑)、高校、大学と進むにつれて自分の童心にあったサッカーへの憧れ、情熱は薄れていたと感じていたのだが、そこに訪れたのが空前のJリーグブームだった。

 

周囲の認知度や人気は当然、前身の日本リーグ時代から強豪チームであった読売ヴェルディと橫浜マリノスに集中していた印象だったが、なぜか私はジーコ率いる「鹿島アントラーズ」という臙脂のユニフォームをまとい鮮烈なプレーをするチームに猛烈に惹かれたのだった。

 

当時は前評判や戦力的な部分でも圧倒的な強さを誇るヴェルディが大本命、何とか互する戦力を持つマリノスが対抗馬で抜けていて、アントラーズは大穴の大穴、ダークホースという位置づけだったとおもう。(割愛するがアントラーズJリーグ加入が奇跡に近いレベルだった。)だが始まってみるとジーコのファンタジー溢れるテクニック、アルシンドの爆発的な得点力、日本人選手のチームワークにより快進撃、開幕年の1stステージで優勝してしまったのである。

 

その後、経験値と戦力補強により力を付けてきたアントラーズは橫浜フリューゲルスとのブラジルトリオ対決、ストイコビッチ率いる名古屋グランパスとの激闘を経て1996年にリーグ初優勝、同年入団した柳沢敦平瀬智行や黄金世代と呼ばれる小笠原満男本山雅志中田浩二曽ヶ端準ら世代屈指のタレントも入団するようになり彼らが中心選手になるにつれてチームもそれまでのブラジル人選手中心から日本人選手中心の構成に変わり、リーグ戦・カップ戦とタイトルを積み重ねていった。何もかも対照的だった屈指の好敵手ジュビロ磐田との二強時代は私にとってはいつまでも色あせない素晴らしい名勝負の記憶である。鹿島ファン、サポーターである私のあくまで個人的な印象だが、上記の様に「Jリーグの歴史=鹿島アントラーズとライバル達との激闘、名勝負の歴史」という印象が強く残っている。

 

その後も2016年のクラブワールドカップの準優勝、2018年のアジアチャンピオンズリーグ初優勝など世界、アジアでも実績を重ね、いまや国内三大タイトルも最多の19冠を誇るリーグ屈指の強豪へと成長した。華麗なパスサッカーや世界的なビッグネームが売りのチームでは無いと思うが、泥臭く、勝負強く、最後に勝つ、という精神、スタイルが私に非常に合っていたのかもしれない。

 

今年はザーゴ監督を迎え、欧州のトレンドを行くサッカーのメソッドを組み込んだ新しいアントラーズへの移行の年、との心構えをしていたのだがご存じの通り、新型コロナの影響でシーズン頭からつまづいてしまい、今後の日程も未定である。

とりあえずシーズン再開までは今季のチームや選手、実施された試合への雑感、過去の思い出などを語っていければと思う。

 

ご興味をお持ちの方はお付き合い頂ければ幸甚である。